始まりの地。国際展示場駅からスタートです。
※カメラ感度をミスっているので実際よりかなり暗いです。
駅へ急ぐ人々とは逆向きに東京港フェリーターミナルまで歩きます。
東京駅からターミナルまでJRバスが出ていますが、最終便がすでに出てしまっているのでここは徒歩一択。
季節外れの熱さ&保温マシマシの服装で30分ほど歩くと・・・
東京港フェリーターミナルにたどり着きました。
埠頭には本日の主役「フェリーびざん」が浮かんでいます。
おなじみの煙突です。
早速、発券のためにターミナル2階へ
お、おう。ちょっと寂しげな雰囲気じゃないか・・
二階の受付フロアはオーシャン東九フェリーだけ営業している模様。
といっても、このフェリーは近年では珍しい長距離フェリー
東京~徳島~北九州(新門司)を往復しています。
東京から北九州まで36時間(!)の船旅です。
今回は、東京~徳島の船旅です。
さっさと発券をすませ、待合ロビーに上がると・・
フェリーの全貌があらわになります。
出港に向けてせっせと荷役作業を行っていました。
旅客だけでなく、トレーラーや自動車の輸送もフェリーの重要な役割なのです。
さて、いよいよ徒歩乗船の旅客受付が始まりました。
長い乗船タラップを歩いていきます。
わくわく
(なぜここまでブレブレなのか)
いざ乗船!
乗船してすぐに乗船記念品を頂きました。ありがとうございます。
建物かと思うほど綺麗な船内です。
ちなみに、フェリーびざんという船名は徳島市にある代表的な山「眉山」に由来しています。
なので、船内の装飾も徳島県にゆかりのある色や模様が施されています。
鳴門海峡の渦潮と藍色
今回は、相部屋となる2等洋室を予約しました。お値段は張りますが、個室という選肢も可能です。
相部屋と聞いて、絨毯の上に雑魚寝かと思われる方もいそうですが・・・
安心してください。仕切られていますよ。
十分に足を延ばして寝られるほどのスペースが確保されています。
そして、各スペースごとにコンセントと読書灯が付いているのでスマホ等の充電も心配いらずです。
ベッドにダイブしたいところですが、そろそろ出港のようなので展望デッキへ
GW直前もあって、デッキはワイワイ賑やかです。
東京港の外へ出る際、ゲートブリッジをくぐるタイミングがシャッターチャンスです。
私は撮っていません(なんで?)
フェリーも東京港を出たことですし、お風呂にしましょう。(潮風が割と冷たい)
このフェリーには大浴場とシャワー室があり、24時間利用が可能です。
タオルなんか持ってきてないよという方のためにアメニティーが自販機で販売されているので安心。
羽田空港や横浜の夜景を見ながらお湯につかれるなんて至福ですなぁ
さて、ちょうどいい時間なので夜ご飯にしましょう。
とはいっても、この船に食堂はありません。
代わりに大量の自動販売機が設置されています。
お好みのものをレンチンして食べてねというスタイルをとっているんですね。
自動販売機といってもスパゲッティから和風の定食まで種類は豊富です。
また、レンジにも種類ごとにここを押してねという説明が付いているので操作に困ることはありません。
買ってレンジにぶち込んでピです。
さて、選びましょう。
うーん、どれも捨てがたいなぁ。
優柔不断な私に自動販売機は難問を突き付けてきます。
よし、これにしよう。
~温めタイム~
というわけで、夜ご飯は「スパイシーハンバーグカレー(800円)」です!
おっと袋付きじゃわからないよね
はい改めまして
美味い!あ、辛
大満足の1品でございました。
さて、浦賀水道を抜けて太平洋に入ったころにはいい時間になっていたので早めに休むことにしましょう。
ではおやすみなさい~
おはよう。大海原です。
朝起きてすぐに潮の香を胸いっぱい吸い込めるとは幸せなものです。
海象も穏やかそのもののため、あまり揺れません。
位置は大体潮岬あたりのようです。もう少しで徳島ですね。
新鮮な潮風を浴びたことですし、朝ごはんにしましょう。
というわけで、迷った結果
野菜ジュース&おにぎり2個セット&揚げ茄子のお味噌汁をチョイス。
いやぁ、海を見ながら朝ごはんというのは船旅ならではですね。
しかもなかなか健康的な朝ごはんじゃない?
足りるわけないやろがい
さて、朝ごはんの後は少しお船ウォッチングといきましょう。
オーシャン東九フェリーは20ノット(時速約40キロ)で太平洋を爆走するので、貨物船なんかはぐんぐん追い抜いてしまいます。
穏やかな太平洋の海面を駆け抜けていく
お先に失礼するぞ!
お気を付けて!
お船を眺めているうちに、潮岬を通過しました。
潮岬は多くの船舶が輻輳する海域のため、気が抜けません。
お船ウォッチングはこの辺にして、さてこれから何をするかな?
うーん、二度寝しよう!
肩で潮風を切り、颯爽とベッドに向かうのであった・・・
おはようございます(2回目)。
徳島港に着く前に、お昼ご飯を済ませてしまいましょう。
というわけで、助六寿司です。
レンチンなのでホカホカのお寿司になりましたが、海苔の風味が増してグッド
さて、船旅も終わりが近づいてまりました。
紀伊水道に入るとさらに穏やかになり、まるで鏡のようです。
漁業取締船が佇むなか、漁船が操業していました・・・
海面すれすれを飛ぶ海鳥
きみも徳島港に行くのかな?
徳島に近づくにつれ、さらに漁船が増えてきました。
海鳥に囲まれながら操業する漁船
そんななか、徳島港を出て東京へ向かう姉妹船「フェリーどうご」が!
お気を付けて~
ここでカメラのバッテリーが切れたのでスマホに切り替えます。
「どうご」とすれ違ってすぐ、和歌山から帰ってきた南海フェリーの後に続いて徳島港に入っていきます。
そろそろと岸壁に近づけ、防舷材にゴゥンと当てて無事に接岸
18時間の船旅、これにて無事完結です。
価格もリーズナブルなうえ船内サービスも充実!
快適そのものでした。機会があれば東京~北九州も乗りとおしたいですね。
ではでは